ゴキブログ一覧
2015 .10.30
フタホシモリゴキブリ1齢幼虫
First instar larva of the Sigmella sckenklingi
鹿児島出張の際に捕獲してきた♀成虫が産んだ卵鞘の孵化ラッシュ.
野外性ゴキブリの幼虫は,茶褐色が多い中,本種は違う.
チャオビゴキブリの幼虫に似ている.
2015 .10.29
Archiblatta hoeveniiの卵鞘
Ootheca of the Archiblatta hoevenii.
立派な卵鞘だが色が薄すぎる.
小さいが,しっかりと色づき健康そうな卵鞘.
孵化すればどちらでも構わないが,どうなんでしょう.
後,1ヶ月もすると孵化が始まる予定.
2015 .10.28
キョウトゴキブリダニ駆除
The extermination of the Asiablatta kyotensis.
このダニの状況がお見せできないのが残念.
このように一見して居ない様に見えるので,気が付かず中をメンテすると手に登ってくる.
登っているのを気が付かずにその手で次のケージを触るとうつる.
で,こんな面倒くさい事をする羽目となる.
それでも,この勝率は低く,半分くらいは再発する.
2015 .10.27
シマヘビ
Elaphe quadrivirgata
都内で捕獲された.
アオダイショウは珍しくないが,シマヘビは珍しい.
しかし,子供の頃さんざん見ているので,興味を持ってみた事がなかった.
見慣れているつもりだったが,この目の大きさはちょっと驚いた.
可愛いではないか!
アオダイショウは臭いも独特なものがあるが,こいつは無臭.
ハンドリングしていたら,頭部が三角.
子供の頃,頭部が三角のヘビは毒蛇と教わってきたが,これは三角ではないか.
調べると,あまり関係ないとの結果だが,この歳にしてちょっと新鮮な発見でした.
痩せ細っていたので,ピンクを与えるとすぐに食いついた.
これは可愛いい!
そして,こうして増えていくのであった.
2015 .10.26
Panchlora sp.”Giant”1齢幼虫
First instar of Panchlora sp.
ダニ駆除が成功したか眺めていて気が付いた.
この属の幼虫は,どれも光沢ある茶褐色をしていると思っていたが,本種の1齢幼虫は,腹部が淡褐色のツートンでありました.
Panchlora niveaの確認したかったが,現在滅んでしまって確認しようがない.
次回入手して確認しようと思う.
2015 .10.23
第67回日本衛生動物学会東日本支部大会
The 67th Annual Meeting of Eastern region
本日,田町にて第67回日本衛生動物学会東日本支部大会が開催されました.
シンポジウムでは,PCOと研究者をどのように連携するかといった非常に有意義のある討論がおこなわれました.
一般講演も,蚊・シラミ・ゴキブリ・ブユ・ハエに関する発表があり,私もチャオビゴキブリの本土定着に関して発表してきました.
右がチャオビ♂成虫.左がチャバネ♂成虫.
こうして見ると良く似ていますね.
皆さんの周りにいる小型のゴキブリはどちらでしょう.
2015 .10.22
Archiblatta hoevenii近況
The present situation of the Archiblatta hoevenii
脱皮後少し色づいた♀成虫.
いつものキノコ.
たまに食べられているので放置.
交尾中.
2015 .10.21
クロゴキ 「パシ」
Oh Periplaneta fuliginosa “pashi”
飼育室内出没.
今回は,多忙に付き余裕なく,短期戦とした.
2015 .10.20
ニホンヤモリ再登場
Gekko japonicas come back
以前,この部屋で捕獲し,ゴキブリルームに放飼後粘着救出した事故以来2度目の登場.
あのときの個体はあれきり見かけなくなっていたが,はたして同じ個体だろうか.
分からない.
沢山いるのは良い事なので,来年,また出会える事を楽しみに,元いた場所に返しました.
2015 .10.19
Archiblatta hoeveniiの脱皮 ♂編
About ecdysis of male of the Archiblatta hoevenii
♂の脱皮.
2015 .10.16
Archiblatta hoeveniiの脱皮について
About ecdysis of the Archiblatta hoevenii
羽化直後の♀成虫.
初めて飼育したとき,脱皮の失敗が多かったが,最近やっとコツが分かった気がする.
垂直な足場にぶら下がり脱出.
その後,こうして上向いて固まるのを待つ.
上向くのは,翅があった頃の名残だろう.
♂は長い翅があるので,当然上を向いて翅を伸ばす必要がある.
しかし,翅がなくなった♀でも同じなのは,翅を伸ばす以外にも上を向く必要が何かあるのか,それとも,この行為の遺伝子が翅と共に退化(進化?)しなかったのか.
多分前者かな.
脱皮の成功は,足場がしっかりしている事.
個体密度を高くしない事.
これでだいぶ成功の確立が上がるようだ.
2015 .10.15
ヤエヤマサソリのダニ駆除
The mite extermination of the breeding cage of the Liocheles australasiae
今度は,ヤエヤマサソリ編
これも,気が付いたら大繁殖(ダニ)していた.
隣がマダラサソリのケージなので移ったら大変と入口をガムテープ養生中.
1匹ずつ2段階でダニを確認し,新容器に移動.
シェルターに使っている樹皮等は,再利用する為熱湯風呂(75℃)にくぐらせて洗浄.
完了.
今まで一度も変えたことなかったので,良い機会となったが大変な作業である.
この後,少なくとも1ヶ月は経過観察する.
2015 .10.14
クロゴキブリの産卵
Laying eggs of the Periplaneta fuliginosa
現在,産卵真っ只中.
しばらくすると,色がつき始め,白から黒褐色に変化したら産下される.
背面の肛上板の切れ目で竜骨部を支え,卵鞘下面を肛下板で包み込むように産んでいる.
中央に鬚のようにカーブのある物は尾肢で,産卵とは関係ない器官です.
卵鞘が白い為良く観察できる.
2015 .10.13
コスズメ
Theretra japonica
朝方,応接の観葉植物に止まっていました.
まだ,体が冷えているせいか,しばらく手に止まっていましたが,そのうち飛んで行きました.
2015 .10.9
Archiblatta hoevenii♀完品
Perfect of Archiblatta hoevenii♀
すばらしい.
2015 .10.8
8 イエダニ駆除
The extermination of the Tropical rat mite.
昨日指に付いたイエダニの発生源が判明.
何の事はない,ネズミの飼育室だった!!
という訳でここ連続大殺虫作業を実施している.
方法は飼育ケージ内の徹底した掃除と,有機リン剤による残留噴霧.
あまりに過酷過ぎて,写真を撮り忘れたので,写真は後撮り.
使った噴霧器と薬剤.
掃除の終わった,繁殖ケージ内とクマネズミ.
2015 .10.7
Gyna bisannulata ダニによる壊滅危機
Crisis of the survival with the outbreak of the tick of the Gyna bisannulata
また別のダニ.
これは,生体の外部に寄生するタイプ.
以前も,Polyphaga aegypticaで壊滅的な被害を出している種.
こんな感じ(2014年12月25日ブログ)
これは,ある程度共存できているのだが,何かの原因で大発生し,放置すると宿主を全滅するまで暴れまわる.
小さく,生体体表に付着しているので,こればかりは,根絶は諦めている.
が,また忘れていると今回のように,暴れた.
標的はGyna bisannulata.
ついこの前まで,数百単位でいたと思ったのだが,気が付き救出したら,50を切っていた.
現在,薫炭入りマットに入れ経過観察中.
薫炭は以前ダニに駆除に良いと聞き,購入したもの.
しかし,極端な効果はないようだったので,忘れていたものだが,あまりのピンチで出番となった.
効果は?
マット表面にダニが浮いて出てくるので,少しははがれていると思っている.
この白いダニが増えてきたら,もう一つ変えの容器に虫体のみ移し,空になったマットはレンジでチン.
これを,現在2~3日毎繰り返している.
結果は,何とか死亡個体がなくなり.
30匹ほどは成虫までいけそうな雰囲気となった.
2015 .10.6
Eucorydia sp.のダニ駆除
The extermination of the Eucorydia sp.
ダニの自然脱走による,他ケージ侵入を阻止する為,ケージ外周にガムテープでバリケード.
移すケージを少し離れた場所に用意.
生体を移す際,ダニの付着をチェックする為に,カップを複数用意し,2回のチェックをおこない.
でこのように,細心の注意を払い,移し変えていく.
気の遠くなるような作業だが,A型は行うのであった.
しかし,ここの所1,2ヶ月ダニだらけである.
2015 .10.5
指にイエダニ
Tropical rat mite on a finger
外出から帰り,PCに向かった頃気がついた.
この事務所では初.
このサイズの,動きの早いダニといえばイエダニ.
しかし,この部屋にはイエダニはいないはず.
最近,窓辺に良くハトが来るのでトリサシダニの可能性が高いというか,鳥由来としか考えられない.
プレパラートを作成すると・・・.
イエダニ.
なぜ?
そう,恐怖のイエダニ駆除の始まりとなりました.
2015 .10.2
ヒメクロゴキブリ雌雄
Male and female of Chorisoneura nigra
上が♀.
下が♂.
幸いダニの発生はなし.
このような小型の種で出たら,排除は大変面倒な作業になる.
2015 .10.1
Archiblatta hoevenii産卵
Laying eggs of the Archiblatta hoevenii F4
ついに孵化すればF4となる産卵が確認された.
この状態はちょっと「まずい」産み方だが.
現在♀成虫は20匹以上いるので,1匹が5個しか産まなくても100個の卵鞘が取れるはず.
1個くらいは孵化するだろう(少し余裕).
幸いな事に,本種のケージは全て例のダニの発生はなし.